旅人

あべせい

旅人



「一緒に食事をしていただけませんか?」

 いきなりだ。

 このひと、だれよ。こんな街中で。

 わたし、無意識に立ち止まったけれど、どうして?……。いつもなら、無視して、行き過ぎるのに。

 わたしも、行き詰っているのかしら。

「わたし、急いでいます」

 なァ~ンて言ったけれど、本当に急いでいるのなら立ち止まらない。

 このひと、それがわかっているのか、笑っている。

 感じは悪くない。でも、ひとは見かけによらないっていうから。「信用するなッ!」は死んだオヤジの遺言だわ。

「ぼくは、きょう、この街に来たばかりで、よく知りません。ご一緒していただけないのなら、手ごろなお店を教えていただけませんか?」

 手ごろ、ってどういう意味よ。大学に行けなかったわたしには、ちょっと難しい。でも、いいか……。

「安心して食事できるお店なら……」

 わたしは大胆にも、彼が取り出したメモ帳に、簡単な地図と電話番号を書いてしまった。


 わたしは、すっかり忘れていた。だって、5時間以上も前の話だもの。

「いらっしゃいませ」

 わたしは、彼のテーブルに、おしぼりとメニューを差し出した。

 駅前でわたしを食事に誘った彼が、わたしが紹介した店まで本当に来たのには驚いた。わたしだって、冗談半分で、自分が働いている店なら、誘いを断った言い訳になると思った。

 でも、彼はひとりじゃない。彼の向かい側には、若い女性が……。

 美形で、長身で、知的な目をしている。

 あのひとが、わたしの代わりになったのかしら。

 わたしに断られあと、彼の誘いにのった? ウソ、ウソよ。あんな、だれでも思いつくような、型どおりの誘いに乗る女なんか、いるものですかッ!

 駅前の雑踏で声をかけてきたのよ。あれが夜だったら、違法スカウトで逮捕されるンよ。

 あの女、よっぽどのバカか、お金目当てのゲス女よ。それにしても、彼女、ちょっと上品そうで、おとなしい。

 いンや、わたしが腹立たしいのは、彼ッ。わたしを見ても全く無反応だったことよ! 

 わたしが、いくら、赤黒、上下のユニホームを着ているといっても、わからないのか! これだけの女がッ。

 この帽子がいけないのかしら。昔、何かで見た、中国の人民服のような下膨れのキャップで、わたしは入店したとき、いちばん抵抗があったこの帽子……。もう、やめてやるか、この店も。たいした時給でもないし。

 まァ、仕方ない。彼は、あの駅前で何人もの女性に声をかけたに違いない。10人、20人、30人かも知れない。わたしはそのなかのひとり……。覚えていなくて、当たり前か。

 わたしのほうは、初めての経験だったから、印象に残ったけれど。

「まだ、しばらく時間がかかりますから……」

 彼は、テーブルのそばで、注文を待って突っ立っているわたしに、そう言った。うとましいのか。

「は、はいッ」

 わたしは、彼のことばで我に返った。

「決まりましたら、お声をかけてください」

 わたしはそう言って、彼の連れの女性を真正面から見た。どの程度の女性か、判断したかったから。

 連れの女性は、彼より二つほど下。ということは、わたしより、少し年上ということになる。

 美形だが、すましたところがない。愛想がいいというより、愛嬌のある顔立ちをしている。うらやましい。わたしも、彼女のような顔に生まれたかった。

「失礼します」

 わたしは軽く会釈して、持ち場に戻ろうと向きを変えた。

 と、

「佐久美さん」

「エッ」

 わたしは名前を呼ばれて、反射的に振り返った。

 わたしを下の名前で呼ぶのは、高校時代の友人しかいない。その高校は、この街から30キロほど離れていて、わたしの実家があった。

 高校時代の同級生がわたしを見つけて呼んでいる、のか。一瞬、いやな思いが頭をよぎった。

 高校時代はいい思い出がないから、できれば再会したくない友人が多い。

 ところが、わたしに声をかけたのは、彼の連れの美形だった。

 どうして、わたしの下の名前を知っているの? そうか、胸につけている名札だ。わたしは入店するとき、帽子よりも気になった点だ。本名を知られるのは、うれしくない。

「佐久美」という名前は好きだが、馴れ馴れしく扱ってほしくない。まして、見ず知らずの女性には。

 しかし、仕事だ。居酒屋の店員を、いきなり下の名前で呼ぶというのも、どうかしていると思うが。

「はい、なんでしょうか?」

 わたしはそう答え、なんでもない風を装い、一歩女性のほうに歩み寄った。

「ヨシオさん、わたしはもう決めているから、注文してもいいでしょ?」

 女性はメニューを見ながらそう言った。

「どうぞ。お任せします。ぼくのも一緒に」

 二人はそういう関係なのだ。

 相手の男性を、下の名前で呼ぶのだから、見ず知らずではない。でも、さん付けで呼ぶのだから、それほど深い関係でもない。

 どちらが誘ったのかはわからない。二人は一緒に食事をしているだけ。

 わたしは急に愉快になって、もう少し女性のほうに体を近づけた。

 アン、あッ、この香り……この香水に記憶がある。

 わたしは、女性の顔をもう一度、見つめた。

 会ったことがある。

 この街の人口は、7万人ほど。ヨシオさんは、旅人だが、女性はこの街の人間だ。わたしが会っていてもおかしくない。いつだ、どこでだ。わたしは懸命に記憶を掘り起こした。

 しかし、思い出せない。こんなとき、無理をしてはいけない。そう教えてくれたのは、だれだっけ。そうだ。わたしの初めての男……。熊井熊雄、30才。いまどうしているのだろう? 相変わらず、パソコンをいじっているンだろうな。


 そうだ。思い出したッ。

 一週間ほど前。

 わたしのお店は24時間営業なンだけれど、わたしはその日、シフトの関係で、あさ九時から勤務の早番だった。

 わたしがお店のドアを開けようとすると、

「すみません!」

 声がして、わたしのそばに駆け寄ってきた女性が、ヨシオさんの連れの彼女だった。

「いまこちらにお入りになった男の方のお忘れ物なンです」

 と言った。

 そして、わたしを見つめながら、続けて、

「お店の方でしょう?」

 彼女はわたしのことを知っていたようだ。

「はい。どうぞ」

 わたしは、彼女を先に中に入れてから、後に続いた。

 わたしのちょっと前に、お店に入った客がいたのだ。

 わたしが従業員用の更衣室に行こうとして店内通路を行くと、少し離れたテーブルから、

「これ、お客さまからのお預かり物です。チェックアウトなさるとき、お渡しするのを忘れました。失礼しました」

 そういう声が聞こえてきた。

 それだけのやりとりだったが、それが彼女だった。

 彼女は、お店から50メートルほど離れたところにあるビジネスホテルの従業員であることは、そのとき彼女が着用していた制服からわかった。

 ホテル「ウインク」のロゴマークが胸に刺繍されたブラウスに、黒い細身のパンツをはいていた。

 ということは、駅前でわたしに声をかけたヨシオさんは、そのウインクの宿泊客……。

 客と従業員が夕食を兼ねて、居酒屋で食事をしている。二人は、そんな関係なのか。

 わたしは、お店の客とつきあったことがない。誘われたことは、何度かある。

 高校を出てから、県内に10数店舗あるパン屋に就職してから、いろいろあって転職してきた。

 飲食店が主で、いまの居酒屋がパン屋から数えて、5つ目になる。

 居酒屋の前が、レストラン、その前が喫茶店……、まァいい。女ひとり、いろいろある。

 わたしを誘ってきた客に、いい男もいた。見るからに悪そうな男や、だらしなさそうな男も。

 でも、わたしはお店の客とはつきあわないと決めていた。それは、熊井熊雄、クマちゃんとの出会いと別れが大きい。

 クマちゃんは、最初のパン屋の隣にあった家電量販店に勤めていた。で、毎朝、パンを買いに来て、お昼は二階にあった喫茶ルームに、カレーやスパゲティを食べに来た。

 おとなしそうで、やさしそうで、ひとがよさそうだったから。

「一度、コーヒー、飲みにいかない?」

 誘われたとき、入社して3ヶ月ほどだったが、つい頷いてしまった。

 半年後には親の反対を押し切って同棲、その半年後には、クマちゃんの片付け嫌いがいやになって別れた。

 だから、お店の客とはつきあわない。つきあいたくない。もし、つきあうのなら、お店の同僚にしておくか。

 いまのお店の同僚に、気になるひとは、いる。

 でも、いまもっともっと気になっているのは、わたしに声をかけてきた昨日のヨシオさん……。彼はまだ、あのホテルにいるのだろうか。

 きょうは勤務が休みだから、ぶらついてみよう。

 そう決めたわたしは、15室きりしかない3階建てマンションの自室を出て、商店街通りに向かった。

 ホテル「ウインク」の一階には、レストラン喫茶がある。宿泊客以外の者でも利用しやすいように、フロント用ドアのすぐ隣に専用ドアが設けられている。営業はあさ8時から。

 アクリルのドア越しにウインクのフロントを見てから、わたしはレストラン喫茶に入った。

 時刻は10時少し過ぎ。

 20畳ほどの店内は、数人の客しかいない。

 わたしはウインクのフロントが見えるテーブルを選んで腰掛けた。

 ウインクはチェックアウトの時刻を過ぎ、ロビーは閑散としている。

 フロントには、男性スタッフがひとり。彼女はいない。勤務日かどうかもわからないから、気長に待つつもりで腰を落ち着けたが、考えてみればわたしの目的はヨシオさんなのだから、彼がすでにチェックアウトしていれば、意味がない。

「すぐに戻りますから、テーブルは片付けないで」

 わたしは、レストラン喫茶のスタッフにそう告げると、ウインクのフロントに行った。

「ヨシオさんにお会いしたいのですが」

「はァ?」

 フロントの男性は、問いかけの意味がわからないらしい。

「連泊のお客さまでしょうか?」

 わたしは出たとこ勝負だと腹を括っていたから、

「そうです」

 すると男性は、

「お部屋番号は?」

 わたしはこの質問には答えを用意していた。

「305と聞いています」

 これはわたしのマンションの部屋番号だ。

 男性はすばやく背後のキーボックスを振り返る。

「305は、使われておりません」

 なんでもないように言いながら、パソコンを引き寄せ、

「ヨシオさんの上のお名前は、なんでしょうか?」

 わたしは観念した。このことを訊かれたときは、「別のホテルだったかもしれません」と言って退散するつもりだったから。

「塚越くん」

 男性の背後から、そう声がした。

 彼女だった。ヨシオさんとお店にきた美形だ。

 わたしは反射的に、彼女の胸のIDカードを見た。彼女がお店に忘れ物を届けにきたときは、そんな必要は感じなかったが、いまは大切な手がかりだ。

 そこには、「織川姫子」とあった。

「ヨシオさんは、上の名前。苗字よ」

「エッ、そうなんですか」

 フロントの男性に劣らず、わたしも内心驚かされた。

 姫子は、そのとき初めてわたしを見て、意味ありげに瞬きをした。

 彼女とヨシオさんの関係は、職場の同僚程度ともいえる。相手を上の名前で、しかもサン付けで呼んでいたのだから。

「ヨシオさんは、お出かけよ」

「主任、どうしてそれを……」

 わたしも訊きたいところだったが、姫子は答えなかった。


 ヨシオさんは、「吉尾津代機」だった。

 姫子はわたしのことを知っていた。

「ちょうどいいわ。佐久美さん、あなたにお話しがあります」

 姫子はそう言って、フロントカウンターを出ると、わたしをレストラン喫茶に誘った。

 姫子は、吉尾の妻志保美と高校の同級生だった。

 二人は数年前、同窓会で再会し、以来津代機と志保美は年に数回、姫子が働くホテルを利用するようになった。

 津代機と志保美は、5年前から2ヶ月に一度、近県を車で旅しており、その宿泊先を3度に1度はウインクにしていた。

 ところが、志保美が昨年、重い病で急死。残された夫の津代機は、ちょうど妻の命日に合わせ、妻の死後初めてウインクを訪れた。

 目的は、妻との思い出の場所を訪れることだった。姫子には、当初2泊の予定と告げていたが、ウインクにチェックインした翌日、駅前で佐久美に出会ってしまった。

「わたしはそれほどとは思わないのだけれど」

 そう前置きしてから、姫子は、津代機のことばを伝えた。

「亡くなった志保美さんに、あなたがよく似ていると言うの。それで、わけもわからず、食事に誘ってしまった、って」

 わたしは妙な気分に陥った。

 津代機は、手当たり次第に声を掛けていたのではなかった。

 わたしは彼に選ばれた。彼の亡妻に似ている、という理由から。

 姫子は、出勤途中、駅の改札から出てきたとき、津代機がわたしに声をかけている現場を目撃した。

 姫子は、津代機から事情を聞いて、その夜、二人でわたしのお店にやってきたという。

 二人はお店では、わたしにそういった事情を打ち明けず、何食わぬ顔をしていたのは、津代機の考えだった。

 冷静になってみると、志保美はわたしと似たところもあるが、驚くほどではないことがはっきりした。もし、縁があるのなら、別の機会に新たな出会いがあるだろう。そう考え、お店ではわざと知らない風を続けたという。

「そうだったのですか。姫子さん、ありがとうございます。教えていただいて」

「このことは、彼には内緒に、ね」

「もちろんです」

 わたしはそう答えて、ウインクを出た。


 わたしの熱は、冷めていた。津代機という男性が気になる存在ではなくなっていた。

 彼はロストシングルだった。その心のさびしさをわたしで埋めようとした。それだけだった。妻の命日に、わたしと運命的な出会いをした。そう錯誤したかったのだろう。それでわたしをデートに誘おうとした。

 いまこの時間、彼は、この街のどこかを観光している。そうして、わたし以上に、亡くなった奥さんに似ている女性を探しているのかもしれない。その意識はなくても、心の深い奥底では、亡妻の代わりを追い求めているに違いない。

 世の中に、妻を亡くした男性は五万といる。津代機は、そのなかのひとりに過ぎない。

 

 翌日、津代機がお店に来た。

 わたしは、あらかじめそのことが予想できていた。

 というのも、出勤すると、同僚の立花が、

「棚伊さんに電話がありました」

 と言ってくれた。「棚伊」はわたしの姓。

 立花はわたしにとって、このお店で最も気になる男性だ。

「なに?」

「棚伊さんがきょう出勤しているかどうか、尋ねられただけだけれど」

「それで?」

「まだ来ていませんが、まもなく出てきます、と答えておきました」

 立花がそう教えてくれた。

 わたしは今夜は遅番。帰宅は、午前一時頃になる。女性のシフトで、最も遅い勤務時間帯だ。もっとも、これは徒歩通勤できる女性に限られている。拒否はできるが、深夜手当てがいいから、わたしは受けている。

 わたしは、開いたドアから津代機の姿が見えると、すぐに出迎え、テーブルに案内した。

 ひとり客はカウンターが原則だが、今夜は客足が少ない。

「改めまして、いらっしゃいませ」

 わたしは、なぜかうれしくなっていた。

「こちら二度目のご来店ですよね」

「は、はい」

 津代機は、戸惑っている。

 店員が客にかける言葉としては、あまりふさわしくない。中には、煙たがる客もいる。余計なお世話だと叱られたこともある。

 注文されたビールと突き出しをテーブルに出したとき、

「駅前で声をかけていただいて、ありがとうございます。あのときは、お店の宣伝をさせていただきました。あれ、店長のしつけなんです。機会あるごとにお店をピーアールしろ、って。ごめんなさい」

 わたしが無言の津代機をそのままに、テーブルを離れようとすると、

「佐久美さん」

「エッ」

 わたしはびっくりして、振り返った。

「明日、食事をしていただけませんか?」

 こんどはわたしが無言になった。予想していなかったから。

「明日は、予定があります」

 わたしは、数秒彼の顔をじっと見つめたあと、そう言って持ち場に戻った。

 心のなかは穏やかではなくなっていた。

 落ち着かない。

「どうしたの。もう出ているよ」

 厨房の立花がそう言って、カウンターに出された料理を前にぼんやりしているわたしを注意した。

 これはチャンスなのだろうか。津代機の誘いを断ると永遠に会えなくなる。彼は旅行者だ。明日は東京に帰るだろう。それでもいいのか。さきほどまでは、それでいいと思っていた。

 ロストシングルの男性はよくないだろう。わたしは結婚経験がない。相手が、バツイチでいいのか。

 わからない。自分の気持ちがわからない。

「立花さん」

「なんだ?」

「立花さんは独身?」

「言わなかった? 女房はひとりいるよ。恋女房が。結婚3年になる」

 そうだった。わたしは知っていたはずだ。それでも気になっているのは、大好きなタイプだから。

 不倫は嫌いだ。奥さんのいる男性とつきあう女性の気持ちが知れない。しかし、わたしももう30才。焦ってもいい年。

 津代機はまだお店にいる。話しかけるチャンスはある。

 明日は中番だから、午後8時に退勤できる。そのあとなら、デートができる。モールにひとりで買い物に行くつもりでいるが、そんな予定はもうどうでもいい。

 ほかに、約束はない。

 津代機は、明日帰京するだろう。ウインクの姫子に伝言する手はある。

 そうか。姫子なら、彼の連絡先を知っているに違いない。それなら、東京に行けば、いつでも津代機に会える。

 津代機が伝票を裏返した。勘定して帰るのだ。

「ありがとうございます」

 わたしはそう叫んで、レジに走った。

 彼は、一時間余りしかいなかった。ひとりなら当然かも知れないが、姫子さんと一緒の夜は、3時間近くいた。

 わたしはことさらゆっくりレジを操作した。

 釣銭を渡すとき、弾みだと思うが、彼の手に押し付けるようにして、彼の手を握ってしまった。

 そして、口から出た。

 ささやくように、

「明日、お帰りになるのですか?」

「エ、いえ、帰りたくないです」

 周りに客はいない。他のスタッフの姿もない。

「明日、わたし、休みをとります。一緒にお昼、食事をしませんか?」

 このあと、すぐに、シフトの変更を立花に申し出よう。体調が悪いから、と言って。

 津代機と一度話しをして、それから決めればいい。どんなひとかも知らないで、突き放すのは、礼儀に欠ける。

 ともだちになるのか、恋人になるのか。そんなことは、すべて明日のデートのあとでゆっくり、決めればいい。

                  (了)

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旅人 あべせい @abesei

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