ガンマ4
白黒
第1話 エピローグ
それはなんの前触れもなく始まった。
突如青い空の上からやってきた地球外生命体ボウス。その見た目は緑の肌をしている以外は人間に似ていて、首に埋め込まれた翻訳機でありとあらゆる言語を扱うことができ、今の人類では考えられないような高度な技術を持っていた。その証拠に、地球に来るために乗ってきたのであろうステルス戦闘機のような先進的な機体の周りにはバリアのような青白い半透明なものに覆われていた。
人類とボウスの初めての接触。
ボウスが何故地球にやってきたのか何も分からないままではあったが奴らの技術を取り入れることが出来るなら地球の問題は解決することができるだろうという期待を込めて交流を試みた。
初めは上手くいっているように思えた。
ボウスからの技術提供を受け、ボウス星のミノクスという物質でエネルギー問題が解決され、地球の文明は飛躍的に進歩した。
しかし5年後それは始まった。
ボウスの本当の目的、それは地球の侵略。
地球と交流の目的は、ボウスを信用させ、隙を作ることができ、文明のレベルをあげることによりボウス達の住みやすい環境を作ることが出来るという考えだった。
最初の攻撃をけてから3ヶ月後には人類はほとんど抗うことができずに虐殺されていった。
僅かに残った人間は地下に逃げ込んだ。もはや
地球に人間の居場所など地下しかなかったのだ。
それから2年後人類は地下での生活に適応していった。食料がないためリスクをおって地上に食料を取りに行く者。仲間を探しに地上に行く者。諦めて自殺する者。様々な者がいた。しかし全員か同じ思いを持っていた。
ボウスを皆殺しにする。殺して地球を取り戻す。
その思いを実現するため人類はアーセナルという組織を作り、ボウスどもが使っているミノクスをエネルギー源とする戦闘メカGm通称ガンマを開発した。それに乗り戦う者達をこう読んだ。
ドリフターと。
ガンマ4 白黒 @silokulo
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