闇夜へ～呪禁のやしろ

第8話

暗闇、

暗闇、

暗闇

梨花の目の前には限りなく暗闇が広がる。

助かったと思ったのも束の間，社の床はなかった。限りなく深い穴があった。

光が見えない。

恐ろしい。

ここはどこ？

叫び声の木霊する暗闇で梨花は底へと落ちていく。

底に光が見える。

しかし，とても安心出来るような光ではなく、恐ろしい狂気に充ちた光であった。

隣では美明が叫び、阿鼻叫喚の地獄へと落ちて行く。底の光の中から恐ろしい歌声が聞こえる。

光を孕んだ人々は禁じられた悲歌を口ずさむ。

呪詛の飛び交う阿鼻叫喚の地獄へ美明と梨花は落ちていく。

梨花の心に負の感情が溢れかえる

辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い憎い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い

美明の心に負の感情が溢れかえる

辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い憎い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い

暗闇の世界へと美明達は落ちていく。

下では光に包まれた人々が阿鼻叫喚の地獄で禁じられた悲歌を口ずさむ。

恐怖心が美明の心を支配する。

太郎は自分のしたことを悔いながら闇の中へと堕ちていく。

隣では沙優の叫び声が響く。

周りを子供たちの叫びが包む。

恐怖の色を孕んだ叫び声は太郎の心にめり込んで行く。

悔いと恐怖の感情が太郎の心を支配する。

人々は憎しみに支配された闇夜の世界へ落ちていく。

人々は負の感情に包まれながら闇の世界へ落ちて行く

自分を悔い、後悔をする太郎

恐怖に支配され自我を喪い、堕ちてゆく美明と梨花。

狂い、悲歌を唄い、叫び堕ちてゆく沙優。

様々な感情が堕ちてゆく。

闇夜の苦しみの世界へ