第442話

涼は俯いていた顔を上げると、

私の唇にゆっくりと

自分の唇を重ねた



それはなかなか離れる事が無くて、


私は初めてのキスで

どうしていいか分からず、

涼の浴衣の背中辺りを

強く掴んでいた





私の浴衣の帯が、

スルリ、と音を

たてながら外されて、


暗闇に私の肌がさらけ出す



涼はゆっくりと

私を布団に押し倒すと、


私の体を求めた

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