第433話

私達は、下の大浴場に

行かず、


部屋のユニットバスで

済ませた



私、涼の順番に入り、

部屋に有った浴衣に

私も涼も着替えた



風呂から上がり、

一息付いた頃



何か冷たい飲み物でも

ロビーに買いに行こうと

思ったが、


思うだけで行動には

起こさなかった



出来るだけ、

部屋から出たくない



それは、出来るだけ人に

会いたくないからだ



誰かに会うのが怖い



自分達の事が

バレてしまえば、


もう、私は涼と一緒にいられない




少しでも長く、

涼と一緒に居たい

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