第432話

「涼、無理してでも

食べた方がいいよ。


これからずっと逃げなきゃいけないんだから」



私はそう口にするが、

あまり現実味を感じない話だと

思った



ずっと逃げ切れないと、

分かっている





「そうだな…」



涼はそう相槌を打つが、


それ以上箸を進める事は

無かった

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