第426話

「この部屋だよ。


風呂は下に大浴場が

有るけど、


この部屋にも一応ユニットバスが付いてる。


夕食は、19時に運ばれて

来ると思うから」



その男性は、

その部屋の横に立ち、


私達にそう告げる





「ありがとうございます」



私は少しこの人が苦手だが、

一応、お礼を言った





「いいよ。別に。


何も無い島だから、

若い人達には

退屈かもしれないけど、


のんびりして行ってよ」



その男性のその言葉に

思わず、

言わない方がいいで有ろう

言葉が出てしまった





「あの、お兄さんくらいの歳の人をこの島で全く見ないんですけど、


なんでですか?


それと、お兄さんは

この島に居て、

退屈なんですか?」



私のその言葉に、

その男性は小さく笑った

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