第422話

山から降り、

島の中を歩いていると、


チラホラとだが、

人を見掛ける



都会の街中よりかは、

それは全然少ない



あまり人が居ない方が、

顔が知られてる

私的にはいいと思ったが、


それは逆みたいだ



人が居ない分、

私達は目立つ





「二人は…

島の子じゃないわよね?

旅行かしら?」



通りすがりの

見知らぬおばさんに

声を掛けられ、


私はどう答えていいか分からず、

あたふたとしてしまった





「はい。思い付きで

この島に来てしまったんですけど、

急に泊まれる所

有りますかね?」



涼は私と違い、

毅然とした態度で

そう答えていた





「そうねぇ…。

あっ、あそこの

旅館がいいかもしれないわね」



そのおばさんは

そう言うと、

私達に一つの旅館を

紹介してくれた

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