第408話

『…俺だってな、

ずっとお前が好きだった…。


ずっとずっとずーと、

好きだった。


なんで、こんな形でなんだよ?

もっと違う形で、


お前に好きだって

伝えたかった…』



涼の声も嗚咽が漏れていて、

所々、聞き取れなかった



だけど、涼の気持ちは

充分過ぎるくらいに

伝わって来た



いつもだったら、

涼の私に対する気持ちを

疑っていたかもしれない



だけど、今は疑いようが無いくらいに、


涼の言葉が胸に響いた

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