第357話

「沖縄程じゃないけど、

俺は凄く綺麗な海を知っているって、

涼言ってたでしょ?


いつか連れて行ってやってもいいけどって。


まー、そん時は冗談だろうな~って思ったから、

私は生返事返したけど」



咲の言葉一つ、一つで、

記憶が蘇る



覚えている



俺は遠回しに

口説いたつもりだけど、


咲に軽く流されて

辛かったな…






「で、それがどうしたんだよ?」

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