第352話
「涼、寝てる?」
咲の小さな声が、
部屋の中に響く
「いや。
咲寝れないのか?
やっぱり、スタンドの電気消すか?」
俺はスタンドのライトに、手を伸ばした
今、この部屋は暗いが、
このスタンドライトの光で、
俺達の周りは明るい
「ううん。大丈夫。
眠れるよ」
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