第337話

「涼、私達はこれからは

ずっと二人だから。


もう一人になんてさせないから…。


私、涼が近くに居てくれないと、

駄目みたい。


一年の時からずっと、

涼が近くに居てくれたから」



咲のその言葉に、

俺は、ああ、と頷いた



だけど、咲のその言葉の

ように、


これからずっと俺は

咲と居られるのだろうか?



きっと、無理だろうな



それに、アイツの存在…



忘れた訳ではないから

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