第239話

そう思った矢先に、


また、高い音でチャイムが鳴らされた



俺はその音を聞き、

観念したように

布団から出ると、


玄関迄行き、

扉を開けた



だけど、そこには

担任の中山先生の姿が有り、

俺は面食らったように、

彼女の顔を見ていた





「急に来てごめんなさいね。

柏木君の自宅に

一度電話してみたのだけど、

繋がらなくて」



中山先生にそう言われて、

俺は自宅の電話料金を払っていない事を、


思い出した



一応、銀行引き落としに

しているが、


自分の口座からそれ用の母親の口座にお金を入れないといけない為、


今迄失念していた

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