第232話
「あれからずっと彼女から連絡が無くて、
どうしたんだろうって、
心配はしてたんですが…。
クラスメートからも、
田中が行方不明だって
聞きましたが、
信じられなくて…」
俺がそう言った時、
市川と言う刑事は
手帳に落としていた視線を、
俺の方に向けた
「君からは連絡してないの?
いや、彼女から連絡が無くて、
電話をしたり、
メールをしたりは?」
市川と言う刑事にそう言われ、
心臓の鼓動が早くなる
今直ぐにでも、
この場を逃げ出したい…
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