第138話
俺が席に着くと、
田中が俺の席に来て
話し掛けて来た
「柏木君、夕べは…。
マナ、凄く嬉しかった」
田中は頬を赤くして、
エヘヘ、と笑っていた
「ああ…うん」
俺は適当に相槌を打つと、咲に目を向けた
咲は、窓の外に目を向けている
だけど、俺と田中の会話は聞こえているだろう…
もう、知ってるんだろうな
俺と田中が付き合い始めた事を
「ねぇ、柏木君はさぁ、
夏休みどーするの?
バイトするの?」
田中の声が聞こえたが、
もう殆ど耳に入って来ない
俺は適当に頷いたりしていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます