彼女 (涼)

第136話

今日、俺は久しぶりに

学校へと向かう



何処かでずっと、

いつ迄も休んでばかりいても仕方ないと、

分かっていた



それに、

来週から期末テスト



今、休んだら、

何の為に今迄頑張って

来たのか分からない



相変わらず、夜は殆ど眠れ無くて頭と体が重いが、


学校で少し眠ればいいだろう…



そう思い、自転車を漕ぎながら欠伸を噛み殺した





学校迄の道中



咲の事はあまり

考え無いようにした



会ったら、

何も無かったように

振る舞おう



少し時間が経てば、

咲も忘れるだろう




俺も…

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