第110話
窓の外から、子供達のはしゃぐ声が聞こえる
だけど、テレビの音すら無いこの部屋はとても静かで、
今、涼と二人だと言う事を改めて思うと、
心臓が高鳴っていた
一応、お見舞いのつもりで来たのに、
今の私は、
そんな事はどうでも
良くなっていた
それに、涼は元気そうだ
もしかしたら、無理をしているだけかもしれないが、
表情は明るいし、
顔色もいい
それに、きびきびと
体を動かしている
涼は大きな冷蔵庫に顔を突っ込み、
中から赤いアイスティーの缶を二つ取り出していた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます