本心 (涼)
第20話
学校が終わると、
家迄は自転車で帰る
飛ばしても30分くらいは掛かるが、
雨じゃなきゃあ、
朝の満員電車よりかは、
快適だ
帰りにスーパーに寄り、
夕食の買い物を買って帰る
俺の日常は、
大体こんなもんだ
10年前、両親が離婚してから、
俺は母親と二人
木造の二階建てのアパートで暮らしている
古くて狭いが、
風呂とトイレはついているので、
特に困る事は無い
アパート脇の自転車置き場に自転車を停めると、
鍵を抜き、
買い物袋と鞄を、
カゴから取り出した
俺の住んでいる部屋は、
二階の角部屋
いつものように、
アパートの階段を登ろうとした時
「涼君、
少し痩せたんじゃないの?」
後ろからそう声を掛けられ振り返ると、
一階に住んでいる、
佐々木さんと言う老女が
話し掛けてきた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます