社畜で死んだけど 神様に出会えて第二の人生もらいました
@roiaruberuto
第1話「人生」
「はぁぁ ようやく仕事終わった・・・うぅ 眠い・・これで4カ月ずっとだ・・・」デスク周りに栄養ドリンクやエナジー等の飲料がすごい数が開けられており 散乱している 仕事が終わり帰路につくため 目の下にすごい濃いクマを付けた 男がいそいそと目の前のPCをカタカタと小刻みに打って最後の仕上げをして PCを閉じた 腕時計を見ると夜中3時と表示されとおり フラフラとした足取りで会社の玄関まで行き 靴に履き替えて会社を後にした
フラフラと歩きながらようやく 自宅近くの公園につくとブランコに腰を掛けてゆっくりとブランコを漕ぎ出した
「はぁぁ 毎日毎日残業ばかり しかも上司は部下に仕事を押し付け早い時間の帰宅・・・
しかも まだ平日・・・この後帰っても また朝から仕事・・・もう疲れたよ・・・来世では贅沢は言わないから普通に過ごしたい・・・」
そうささやく言うように ポケットから残っていた カフェイン強めのエナジードリンクを取り出し プルタブを開けて口に付けて飲んだ
ドクンッ口を付けた瞬間にいつも以上に心臓が飛び上がる感覚を覚えて 含んでいたエナジードリンクを吹き出しそうになりながらも 更に飲み進めていく ドクンっドクンっとさらに早い鼓動を感じて思わず 「うがっ・・なんだ・・これ・・心臓が・・鼓動が・・・おさまらねぇ・・ 今までこんなことにはなったこどが・・・ぐはっ・・」
いつもと違う感覚に戸惑い むせた瞬間に吐血をした 思わず慌てて口に手を当てようと行動に移したら まだ大分残っていた エナジードリンクを思わず落としてしまった 拾うために態勢を落としたら 突如視界が グワンと歪み倒れてしまった
「ん・・・さすがに・・・これはまずいな・・・もう起き上がる気力もない・・・あぁ・・・30年という・・・儚い人生だった・・・でも これでよかったかもな・・・これ・・で・・も・・・う・・・つ・・ら・・く・・ない 」男はかすかに残る力で絞り出すように声を出した 「せめ・・て・・・らい・・せ・・・では・・・」最後のその言葉を残すと 息を引き取った
最後の人生を悲しそうに見ていた神がいた「こ奴の人生は不憫すぎる 色々な重圧に耐えながら人生をかけておったのう 基本一人の人間に力を与えるのはご法度ではあるが 我はこれでも最高神 我の決定に意は認めさせん こ奴の魂をもらい受け新しい世界に新しい人間として送りこむとするかのう」最高神と名のった 白髪の床にまでのびる立派なひげを撫でた 魂をもらい譲り受けるために 準備のための 送り込む先の世界候補に目を通していく 「ふむ ここか こ奴の前世を考えればここでも 十分生活できるのう 前世の記憶から この世界では寧ろ社畜にならない体制をこ奴は作りそうだのう ならここで任せてみるか 」最高神の部下である若い下位神に魂の審判員にこ奴の魂を用立てするように言付けを与えた 部下が最高神の空間から出るのを横目で確認してから 送り先の情報にさらに目を通していく
「ふむ あまりに平和すぎるのも 退屈だからのう この世界は魔物も色々な種族もいるしの ただ・・やはり奴隷とか差別主義はさすがに人間の愚かさを感じるのう・・・」この世界の情報を詳しく見ていくと 奴隷などが頻繁に行われておりお金目当てで子供達を売り払う親達が多い 更に見ていくと 飢饉等でまともに食事ができない村もあり死者も頻発しているらしい そういう情報を見ていく度最高神は顔を顰めていくが 神であるため世界の均衡を守る立場としては 介入できないのに対し怒りを覚えていくと 部下が戻ってくる そこには左手に無骨な鉄製の小さな鳥籠があり淡い光を発光している魂があった
社畜で死んだけど 神様に出会えて第二の人生もらいました @roiaruberuto
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