第3話
社長室で黙々と書類仕事をする悠真
秘書の
今日は会社創立の記念パーティがある
もちろん家族参加可能なのはいいのだがたまに
悪酔いして絡んで来る
書類仕事をしながら大丈夫か不安だ
「社長 奥様のドレス決めなくてもいいんですか?」
そう言われた
「それならもう決めてある 昨日新調しに行ったからな」
早いですねそれは
それもあるが随分前に着ていたのがカビが言ってたらしくてな
なるほどそれで新調ですか
丁度良かったと言える
パーティは18時からと伝えてあるし
第2秘書の剛田へも伝えてある
大丈夫なのか結構女癖悪いのに
最後のチャンスを与えたんだそれを踏みにじる様ならクビを言い渡してる
首の皮1枚しか繋がってない状況でヘマ何てしないだろ
そんな話をしながら仕事に集中する
全てのスケジュールをこなし終えると時刻は17時半を回っていた
パーティまで少しゆっくりできる
ソファーで横になってるとピリリッと電話が鳴る
画面を見ると剛田から
何かあったのかと急いで電話にでた
『社長 A社から急遽会えないかと連絡来たのですが、どうされますか』
パーティ前になんだろう
こちらから連絡すると言うと先方に伝えておきますと言って電話を切った
A社からなんて珍しいですねと雲月が言う
案件を受けてるのはD社とE社だからな
A社の案件は何も無い
何か嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか
少し間をおき電話をかけた
会えないかと言う連絡を剛田から聞いたのだが何か様ですか
時任社長食事会への参加をして貰いたいのですと聞こえた
今日がなんの日か解ってる筈だがと言う
それはもちろん会社創立の記念パーティとは解っていますが何とかお願いできませか
その食事会とは何の食事会だ
親睦を深める食事会なら今日は無理だぞ
手短に話をしろ
A社の社長、
それならお断りだと言って電話を切り創立記念パーティの会場へと向かった
パーティは何事もなく執り行われた
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