第2話
荷物はこれだけでよし
後はと呟く柚希
そう住んでた家に荷物を取りに来たのだ
大家さんが寂しいそうにしてる姿は何とも言えない
こればかりは仕方がない
家具家電付きの家なので荷物が自分のだけで済むのはありがたい
忘れ物がないかを確認する
鍵は大家さんに渡せばいいだけ
合鍵はどうだったけ?
多分大丈夫だと思うけど一応心配な為伝えておく
「しかし随分綺麗な建物だな」
そう言ったのは秘書の
「綺麗に見えますが築30年なんです」
何、そんな年月が経ってるのか
確か大家さんの家系に大工さんがいたとか
それは頼もしい事だ
荷物を車に詰み終えて乗る
解約の手続きなどはしておくと言ってくれたのはありがたい
あぁ言う場所がもっと沢山増えたら良いですねと剛田が言った
人柄もあるから余計に名残惜しくもある
そうだ帰りに寄りたい場所がと言う
解りましたと言って車を走らせる
この場所に上京して何れくらいだろうか
長いようで短い感覚
人の縁に恵まれたとも言えた
数分車を走らせると止まってと言う
音に気づいたのか1人でてきた
「柚希 預かってた物」
そう言って手渡された
「ありがと ごめんね邪魔だったでしょ」
そんな事ないよただ割れないようにするの大変だった
と軽い話をして車に乗り込みタワマンへ
途中からザーッと雨が降りだす
その音がなんだか心地よく感じる
仕事は現在有給休暇の為問題ない
帰宅すると悠真が待っていた
「お帰り 大丈夫だったか」
大家さん達とご近所さんに泣きつかれたけど何とか
人望があると思いますよと剛田が言う
それは見てみたかったなと言いながら荷物を運ぶ
ちなみ剛田は第2秘書である
荷物を運び終え荷解きをすると部屋が整った
その途端にヴーヴーとスマホが鳴った
画面を見ると会社から
その電話にでると新人がやらかして手に終えないと言った
多分あの子だと解り急遽出社
職場へと着き問題を解決して教育係と新人に説教をして帰ったのだ
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