契約結婚から愛され溺愛されてます

ツキナ

第1話

1週間前久しぶりに父さんから電話があった

別に家族仲は普通と言いたい所だが

姉とだけは超がつくほど仲が悪い


「どうしたのよ 電話なんて」


そう返事を返す西嶌にしじま柚希ゆずき


『会社が傾いてとある企業の社長に頼みこんだら条件をだされてな それでその条件を柚希おまえに託したいんだ』


どうやら会社が潰れかけてるらしい

お姉ちゃんがいるじゃないと言うとあいつは会社に

など興味はもってない

頼むと言われてそれを了承した


さて今日はその相手との顔合わせ兼契約の日

していされた場所に来るとかなり豪華なお店

こんな所で話をするなんてまさかね

ウェイターに名前を伝えると奥の部屋に通された

そこに居たのは人気企業で雑誌にも載ってる有名な社長

時任ときとう悠真はるまの姿があった


「君が西嶌の娘さんか 話は聞いてるな」


えぇと答える

早速話をしよう

そう言って契約の話をする

その内容は会社立て直しまでの期間での契約


どう言う内容かは話ながらしよう

そう言って契約結婚の書類がだされた


1 契約期間は3年それまでに会社立て直しで資金援助を行う

2 契約期間内に立て直し及び倒産してしまったら

強制的に吸収合併を行う

3 立て直し資金援助を他で使う事は禁止

4 建物が崩壊するような事があれば直ぐに知らせる事

5 契約期間の延長はしない

6 時より近況報告をする


上記の内容を持って契約とする

とかかれてあった


そこにサインするならこれにも書いてくれと婚姻届けが

隣に並ぶ

惚れた相手には溺愛し身体を求めると噂のある社長だから無理難題なのかと思った

けどこれ3年我慢すればいいのよね

そう思ったらその契約書にサインをし隣の婚姻届けにも

サインをした


これにて契約成立だ

そう言って左手の薬指に指輪がはめられた

期間中は外さない様にしてくれ

その言葉にはいと答える

後ろにいた秘書にこれを役所へだして来てくれと言うと解りましたと言って店からでた


「さて 今日ら柚希おまえは俺の物だ 拒否権はないからな」


そう言いながらツカ、ツカとこちらに来てグイッと顎をあげられ口を塞がれキスをされた

とても長く深いキス


んっ、ちゅっ、クチュッと個室に響くキスの音

耳元で大丈夫だ誰も来ないからたっぷり愛してやると耳元で囁かれ再びキスで口を塞がれ意識が遠退いた

気づけば知らない場所で眼を覚ましたのだ


確かと記憶を辿る

目が覚めたみたいだなと悠真が言う

柚希がここってと言うと俺の家だと言った

その昨日は悪かったいきなり攻めすぎたと言う

途端に脳裏に濃厚なキスをされたことが甦ってきた


ガバッと後ろから抱きつかれ耳元で3年間よろしくなと

囁かれたのだ

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