女の敵は私の敵

第2話

目が覚めるとお城の中だった「お目覚めですか?」

綺麗な女性が私の隣で涙を流していた「えっ?はい」

私は何が起きているのか全く分からなくてただ女性を見つめた。「貴方様にしか兄を救えないのです」

女性の話に耳を傾ける。女性はこの国の皇女様昨日の

夜中兄である皇子様が自分を庇い魔王に攫われ大魔法使いが「美しい女性が勇者として この世界を……そして皇子を救うであろう」と予知したらしい。「なるほど、ということはあなたを泣かしたのは魔王ってことね?」女性は頷く「なら、殺そ!うん。この世で1番良くないのは人を悲しませることだ」ということであっさり勇者になった私。お供はまさかの犬、猿、雉「あれぇ?私って、もしかして桃太郎かな?」

どうやって魔王と戦えと?でも、大魔法使いは本気だ

この3匹相当訓練され人間に化けれるらしい。

化け犬は辛うじて聞いたことはあるがばけ猿化け雉は

初耳だ。「それが、本当なら化けみてよ」と言うと

ポンッと音が鳴りそれぞれ本当に人間になった。

犬はくせっ毛の犬系男子に猿はちょっとヤンチャな

陽キャ男子に雉は真面目な委員長系男子に。

「まさか、本当だったなんて……」3人は得意げだ

「じゃ、名前はポチとさぁくんとぴーちゃんね」と

勝手に名前をつけ大魔法使いから渡された勇者の剣を

持ち早速旅に出かける「僕の名前雑くない?」

「元気出せよ俺なんて猿だからさぁくんだぞ?」

「私だってぴー、ぴー、鳴く訳では無いのにピーちゃんですよ。それに名前が全てという訳ではありませんから」「ありがとう、なんか元気出た」3人で励まし

あっているところ悪いがどう考えても犬に勇次郎とか

猿に五右衛門とかつける方が呼びずらいからしょうがないじゃん。「文句があるなら全員お前でも私はいいんだよ?」ニッコリ笑うと3人は黙った。

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転生した 少女は勇者となって世界を救う 冬彩 桜月 @touasatuki0820

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