育成の楽しさ
一通りのポケモンを集め終わった。コンプリートには少し遠いが、残ったのは通信が必須のものばかりなので、このあたりで一段落しよう。
ここで改めてパソコン(ポケモンを保存するストレージ)を振り返る。中には集めたり進化させたりしたポケモンが詰まっている。これらは単なるコレクションではなく、それぞれが独立したキャラであり、プレイヤーによるさらなる育成を待っているのだ。
ポケモンは技を4つしか覚えられない。5つ目を覚えようとした時点で、今覚えている技のどれかを忘れさせるか、5つ目の技を諦めるかする必要がある。当時、この仕様には少しがっかりした。所詮はゲームボーイの容量というのはその程度なのかと(直近で、大量の呪文や特技を覚えられる『ドラゴンクエスト6』をプレイしていたことも大きいだろう)。後に友人に『ポケモン』を勧めたときも、まず最初に技の仕様に不平をこぼす人が多かったと思う。
将来出るであろう、容量が増えた次世代機の次回作ではポケモンが覚えられる技も増えるに違いない。当時はそう確信していたのだが、実際は最新作に至るまで「技は4つまで」の制限が固く守られていることはご存知のとおりである。もっとも忘れた技の再習得が容易になったりしたので、初代の頃とはずいぶん勝手は変わったと思うのだが。
というわけで、ポケモンにどの技を覚えさせる(残す)かというのはプレイヤーの個性が出るところである。レベルアップに勤しんでいたころは、とにかく敵を倒せるように攻撃技ばかりを優先することが多いのだが、補助技の強さに気づいて新たに育て直してみたりするようになった。
技といえば、もちろん技マシンもある。使い捨てであることは最初に告知されていたが、まさかほとんどの技マシンが再入手不可能(ゲームで一度しか手に入らない)だとは思わなかった。特に「10万ボルト」「冷凍ビーム」「地震」「サイコキネシス」といった、属性攻撃系は喉から手が出るほど欲しい。
とはいえデータを消すのはもったいないし、2台目の本体やソフトをすぐに買うわけにもいかないので、秘伝マシンや店売りの技マシンで我慢するのであった。
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