登場人物紹介&用語解説
【猫ノ目 久遠】14歳
両親の死をきっかけに夜鳴市に帰ってきた。金色の目をじろじろ見られることが嫌い。引っ込み思案の大人しい性格だがやるときはやる。
本人は皆できることだと思っているが、石の目利きは高等技能。今回の噂が広まって各家から頼まれるようになり、皆できるだろうに何で俺? と首をかしげる。自己評価が低いので、皆ができることじゃないと気づくのに数年かかる。
【猫ノ目 守】16歳
久遠の守人。
赤ん坊の久遠を見て、この人の守人になると決意したやべぇ奴。久遠の前では礼儀正しい好青年だが、尊敬する人間以外には結構失礼。愛が重い。
他家の狩人を尊敬しているが生悟は別。このバカクソ鳥が、久遠様に気安く近づくながデフォルト。
久遠の目利き能力をしって、私が仕える猫狩様天才では? と浮かれまくって久遠にドン引きされた。
【鳥喰 生悟】18歳
歴代最強の狩人、クレイジー狩人、人の形をした暴風など散々な言われ方をしているが本人は元気に健やかに生きている。仕事はちゃんとやる。
持って生まれた霊力量が桁違いで、霊具クラッシャーという不名誉な通り名がある。霊具ほしいな~相性のいい霊石ないかな~とちょくちょく市に顔をだしては破壊するというクラッシャーっぷりを披露していたが、このたび久遠のおかげでクラッシャー卒業した。
【高畑 朝陽】17歳
生悟の守人。生悟の手綱を握ると見せかけて、周囲の迷惑を考えずに放牧する。ダメですよとはいうが、ほぼ形だけ。のびのび生きてる生悟さんは尊いので、のびのびさせない社会のが悪いのでは? という激重モンペ。
クラッシャーして凹む生悟さん可愛いな~と思っていたので、一生クラッシャーでも良かったが、相性のよい石発見してはしゃぐ生悟さん可愛いので、久遠に感謝してる。後日、それなりに相性のよい石を久遠に渡し「あなたが最初から目利きすればよかったのでは!?」と久遠に突っ込まれるが、アルカイックスマイルで流した。
【ケガレ】
夜になると現れる化物。生まれたては赤ん坊の頭ほどの大きさで、大きな口と牙のみがある四足歩行。最初の頃は移動速度も遅く、知能もほとんどないが、放っておくとあっという間に増殖し取り返しがつかなくなる。
【夜鳴市】
ケガレが発生しやすい土地。そのために領土を五つにわけ、五家が日夜ケガレを退治しているが、そこに暮らす住人の多くはその事実を知らない。
【夜鳴五家】
猫ノ目、鳥喰、犬追、狐守、蛇縫の五家。霊獣の血を引いており、各家に家名に関した獣の血を引く子供が生まれる。猫ノ目は金色の瞳。鳥喰は金髪に赤い瞳。犬追は茶色の髪に紫の瞳。狐守は銀髪碧眼。蛇縫は緑の髪に黄色の瞳を持って生まれる。
夜鳴市では特殊な家系として知られており、一部には熱狂的なファンがいる。
【霊能者、術者】
霊能者は幽霊が見えるだけの人から、ケガレを退治出来る人まで幅が広い。術者はその中でも霊術という特殊な技術を持っている人を指し、術者はケガレを退治できるのが最低限。久遠を含め五家でケガレを払う役割についているものは全員術者。
【狩人】
獣の血を引いた特別な存在のことを示す。それぞれの家名を頭につけ、猫狩様などと呼ぶ。自分の家はもちろん他家の狩人も敬愛するのが当たり前という文化があるため、守のように生悟をバカ鳥扱いするのは本来ならめちゃくちゃ怒られる。だが、相手が生悟だしって理由で多目に見られてる。今回は目撃者が多かったので、守は後日、上の人から怒られた。
【守人】
狩人に仕える従者。狩人からの指名制。だいたいは五、六歳で選び、それからずっと二人で戦うために訓練し、生活を共にする。関係性は様々だが、強い奴らほど互いに向ける感情が重い。
久遠は夜鳴市に帰ってきてから守と出会ったので、信頼はしている程度。周りにいる狩人と守人の関係に、「重っ」と日々引いている。
石選び 黒月水羽 @kurotuki012
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