なんか転生したんだけど俺は幼馴染を見守りたいので邪魔しないでください
@ayamemi
第1話俺の幼馴染すげー
「透、今日も一人で本読んでるの?」
そう聞いてくるのは小学校から幼馴染の薫だった
薫は顔も成績も運動だって優秀だ、だけど何故か俺に話しかけてきてくれる
俺のことなんかほっといてもいいと思うのだが、正直話しかけてくれるのは薫だけ
なので嬉しいが、
それで俺がみんなから睨まれるのは意味がわからない
いや、わかるのだがなぜ俺?という状態かな……
「今日も一人で本読んでてごめんなさいねー」
薫の言ってることは少し心に来るものがあるのだが
それをいつもこらえて、考える
薫は少し傷つきやすく返答を工夫しなければ泣いてしまうためとても難しい
返答次第では俺の命がかられるかもしれないことも
大体ジョーク混じれにあやまっておけば、
薫が傷付くことがないため今日もその方法で命の危機を回避している
「もー透はいつも謝ってばっか もう、まあいいや透早く帰るよー」
「はいはい、てかいい加減俺と違うやつと帰れよ俺以外にもいるだろ?方向同じ奴」
「やーだね、僕は透と帰るもんねー」
「はぁ…これが親離れできない奴の考えか」
「親離れというか透離れだねー笑」
のんきに話してる薫に苦笑いをしながら下まで歩く
下駄箱の扉を開けた薫の靴入れには沢山の手紙が入っていた
「わお、今日も沢山だな」
そう、薫の靴入れに沢山の手紙が入っていることはいつもの事なんだ
毎日、同じ人からや、他校の生徒までの手紙も入っているらし
余りにも沢山あるため消化しないと薫の靴が入らないため
手紙の送り主によく返事を書き
自分が困っているからやめてくれと言っているらし
たまに俺の靴入れに入っているが俺宛に手紙ではな
薫の靴入れに入らなかったらしく
仲のいい俺に入れたというわけだ
ちくしょう
「そろそろ、消化しないと僕の靴はいらないなー」
「今度、返事書くか?」
「うん、早くても明日には書こうと思ってるよ」
「明日には…俺にはできないな、やっても3つ日後だな」
そんな事を言いつつもうすぐ家に着くころだ後、この曲がり角を曲がれば…
薫が曲がり角を曲がろうとしたとき時ちょうど人が走ってきた
そして、そのまま薫にぶつかった
「わ、」
「っ、!危ない薫」
薫がこけそうになるも俺が走って薫の下敷きになった
さいわい薫にはケガが無かったが走ってきた人は謝りもせず走り過ぎた
「ったく、何なんだよあの人謝りもせずに…大丈夫か?」
「僕は大丈夫だけど透は?僕の下敷きになっちゃったけど…重かった?」
「いや、俺も大丈夫だったよ」
「そっか、なら良よかった
あ、あの人何か落としたよ、本?」
薫が落ちた本を拾おうとした途端…ピカッと光り
余りにも眩しくて目を瞑った、そろそろ大丈夫かと
目を開けると…
知らない場所にいた
何処かのベットだとはわかるがその何処というのが分らなかった
レンガ造りの家など見たことないんだが
「は?どこだよ此処…ってそんなことより薫はっ?」
がちゃ
「あ、透起きたおはよ」
「あぅ、お、おはよ…?なのか?」
突然扉から出てきた薫から驚きを隠せず間抜けな声を出してしまったが
そんなのお構いなく薫の姿に安堵した
どうやら、俺は数日意識がなかったらしく
俺より早く目が覚めた薫は俺の看病してくれたらしい
薫にここは何処なのか聞くと異世界らし
それを聞いたときとても驚いた
当然信じられなかったが窓からの景色はあまりにも現実感がなく
薫の言葉を信じる得なくなくなった。
そしてここの家は俺たちが気絶していた時、偶然見つけてくれたお爺さんの家らし
後でお爺さんに感謝しなくては…
「僕ね、透が眠っていた間にね魔法を習ったんだ!これで透を守ってあげるね」
と意気揚々と話している薫だが俺…言いたい
俺が眠っていたの二日なんだよ!二日で魔法が使えた?羨まし!
魔法見せてみ貰ったけどすごい魔法しかないんだけど!
宮廷魔法使いのお誘いを受けた?二日目ですよねぇ!
はぁ…薫すごい人になっちゃったなー
王宮の人と仲良し…主人公じゃん!
しかも来月からは魔法学園に行くぅ?
がっっっちの主人公じゃん
しかも男性しかいない?腐のにおいがする!
でもいろいろ詰めすぎだよ…
とにかく薫は狙われるから守らなくては
そして薫に相応しい人を選んで貰わなくては幼馴染としてのプライドが許さない
「あ、透も学園に通うからね魔法のことは全部僕に聞いてね
僕のことは薫先生って読んでね♪」
…わーいさすが薫先生ー、頼りになるー
なんか転生したんだけど俺は幼馴染を見守りたいので邪魔しないでください @ayamemi
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