日々三百記~私の日常~
桃 璃香
第1話~落ち葉~
日々北風の強さが増し、黄色や橙色に色づく葉は地面に舞い落ちる。
大学の敷地内の入り口付近には、車が通るが歩行者が通らない曲がり角がある。
それにも関わらず、歩道があるのだから、舞い落ちた葉はそのままだ。
帰りにバスに乗る際に曲がり角が見え、秋の景色を感じる。
私は、18になっても未だに子供心が抜けない。
落ち葉を見て、
「あ~、蹴りたい」
と思ってしまう。
まあ、手間になってしまうから、実際にはしない。
落ち葉の山のふかふかな踏み心地、蹴った時のバサリという音、刹那の間再び舞い上がる葉、おまけに小さくなった体。
頭の中ではしゃぎまわる子供の姿を思い浮かべ、日々を楽しんでいる。
日々三百記~私の日常~ 桃 璃香 @tao-xiang
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。日々三百記~私の日常~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます