第3話 りるる と クリスマスパーティー
「これを着て行きなさい」
そう言って、可愛らしい朱色のドレスであった。
それは、パーティードレス程の派手さは無く、又、地味でも無く、丁度 りるる 位の歳の娘に合う感じのドレスであった。
「……叔母さん、これ、ひょっとして」
そう、それは叔母の古着でも、他の誰かが袖を通した事のある物では無い。
叔母が、りるる の為に態々、用意してくれていた真新しいドレスであった。
それに気が付いた時に りるる は感極まり、その瞳を潤ませていた。
叔母は りるる にそれに笑顔で答えると
「りるる、今の貴女は私の娘なんだから、いいのよ」
と、優しく返した。
メイド学校のりるる くりすますとくべつへん みけねこ @piyonkite
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。メイド学校のりるる くりすますとくべつへんの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます