第2話 りるる と クリスマス

りるる が 下宿先にしている、八百屋、つまりは叔母の家に帰るなり、りるる は友達とのクリスマスパーティーに出席する旨を話した。

すると、その話を聞いた叔母は、


「良いじゃない!、是非行ってらっしゃい!」


と嬉々としながらそう言った。


すると りるる は意外そうな顔をして


「えっ?、良いの?、本当に?」


信じられない。と、そのサプライズ的な叔母の言葉に耳を疑い、尋ね返した。


すると、りるるの叔母は、優しく細めた目で りるる を見ながら


「あの頑固者のオヤジのせいだね…、良いんだよもう、そんな事は気にしなくったって、友達とのクリスマスパーティー。遠慮なく行ってらっしゃい」


りるる はそれに静かに


「うん」


と微笑んで返した。





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