メイド学校のりるる くりすますとくべつへん

みけねこ

第1話 冬のお祭り①

メイド学校も間もなく冬休みと言う時期に

りるる は みなな や シナモンと一緒に

家路にと付いていた

その時にふと


「クリスマス?」


と りるる は、キョトンとした顔でそう応え、みなな と シナモンに目を向けた。


そう りるる は かつて冬のお祭りと呼ばれていた、そのお祭りに クリスマス と呼ばれる様になっていた事を知らなかったのだ。


そんな りるる のその思わぬ反応を見た みなな と シナモンの二人は、互いに驚いた顔をして、その顔を見合わせた。


それから、ややあって、


「ひょっとしたら、アンタの住んでた街ではそんな風に呼んで無かったのかもな……」


と、傍らに歩く りるる を見ながらシナモンがそう言い。

続けて、今後は みなな が


「クリスマスはスッゴいのだ!、美味しいし、嬉しいのだ!!」


と、かなり内容を端折った上に大雑把なその祭りの内容を りるる に説明して来た。


二人の説明を聞いた りるる は二人の説明を聞き、特に みなな の説明が余りにも大雑把過ぎた事もあり、困惑する中で苦笑の浮かぶ顔で二人の友達に向かって


「そ、そうなのね……」


と、返した。


その時、シナモン の脳裏にあるひらめきと言う名の電球に明かりが[パッ]と煌めき


息せきを切りながら、二人の友達の前へと駆け出し、そして、二人に向かって振り向きざまに


「なぁ、今年は家の店で私たちのクリスマスパーティーを開かないか!?」


と、シナモンはその瞳を輝かせながら りるる と みなな にそう言った。




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