第12話
蓮花side
いや、好きなの選べって言われたけどこんなに多いとは思わないじゃん…?
脱衣所に置かれた大きな紙袋が5つ。
中を確認してみると服だけではなく、生活必需品一式が揃っていた。
下着まであるし…。
「まぁ、いいや。入ろ。」
お言葉に甘えて早速シャワーを浴びさせてもらおう。
部屋だけでなく、お風呂も広くて。
どんな仕事してたらこれだけの大きさの家に住めるんだろう…。
きっと、凄い高いんだよね、家賃とか…。
一般常識や世間的に当たり前と言われることすらろくに知らない私でも、この家はきっとものすごく高いんだろうなぁと察しがつく。
浴槽だって…2人は余裕で入れるよね、これ。
施設に居た時は大浴場で大勢で入るのが基本だったから…1人ではいるのはなんだかまだ慣れない。
「あー…ダメダメ。施設のことは考えちゃダメ。私にはもう…関係ないんだから。」
そう、関係…ないんだから。
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