第6話
今日はあの男の子と会う日。
なのに関わらず天気は雨だった。
雨の音はリズミカルで好きだけど、
今日はなんだか嫌な気分。
だってあの男の子に会えないかもしれないから。
そう思いながら、
とぼとぼと昨日あの男の子に会った場所に
向かうと既にあの男の子は立っていた。
だが、傘は差していなかった。
こんな土砂降りなのに関わらず!!
私は走って自分が差している傘の中に入れる
〔おはよう、昨日ぶりだね〕
と微笑みながら言う。
〔雨だから私の家で色々話すのはどう?〕
そう私が聞くと
〔いい案だね!〕
と答えてくれた。
なんだか久しぶりに家族以外と話したから
緊張すると思ってたのに、
私的にはそうでも無かったらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます