俳句 『クリスマス』

Lugh

クリスマス

軽々とステップを踏む寒鴉


路地裏の寒さ溜まりし坂の底


黄金の水面を曳いて潜る鴨


寝ぼけまなこに枯芝の照り返し


庭にひとつ離れてポインセチアあり


星冴ゆる最終バスを見送りて


クリスマスツリー見上げてひとりかな


街灯のひとつひとつもクリスマス


会へずとも共にクリスマスを迎え


学び舎の灯りは消えて冴ゆる星

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俳句 『クリスマス』 Lugh @Lughtio

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