お題に挑戦『カクヨムコン① 試験』
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お題に挑戦『カクヨムコン① 試験』
皆様、ごきげんよう。
♪(作者名)です。
カクヨムコン応募作品の執筆が忙しいというのに、まさかお題が出されるだなんて。
ええ、やりますとも。やればいいんでしょ。
人生は挑戦の連続なのです!
さて、今回のお題は『試験』とのことです。
早速、我が相棒とでもいうべき、ChatGPT君に定義を聞いてみようと思う。
(『試験』の定義を教えて)
――
「試験」という言葉の定義にはいくつかの側面があります。文脈によって意味合いが異なるので、それぞれの主な定義を紹介しますね。
1. 一般的な意味(確認・評価の意味)
目的:知識、技能、能力、理解度、適性などを確認・評価すること。
例:「数学の試験で実力が試される」「運転免許の試験に合格する」
2. 学問・教育分野における意味
学習の成果や理解度を評価するためのテストや査定。
例:「中間試験」「模擬試験」
3. 技術・工業分野における意味
試験(テスト):機械、材料、システムなどが一定の基準や性能を満たしているかを検査すること。
例:「耐久試験」「製品の品質試験」
4. 科学・実験における意味
仮説を証明するために行う調査や実験。
例:「薬の臨床試験」「実験室での化学試験」
5. 心理学・適性評価における意味
人の性格や能力、適性などを客観的に評価するための検査。
例:「知能試験」「適性試験」
――
なるほど、分からん!
いや、意味は分かるんですよ。ボケ方が分からんのです。
おそらく、多くの作家先生たちは、学生時代の体験を書かれると思うのです。
私が学生時代の受験話をしたところで、面白いところなんて一切なく、読むだけ時間の無駄というものです。
せめて、クスッと笑えるところがあれば良いのですが。
ならば、『3. 技術・工業分野における意味』を考えてみようと思う。
幸い、私の本業はIT系エンジニアなので、納品前はかなり長い時間をかけた試験を行うのです。
ちなみにITエンジニアといっても、実は職種が色々とあります。
プロジェクトを管理する『プロジェクトマネージャ』とか、主に動作テストを行う『テスター』などです。
私は『アーキテクト』という職種でして、これはシステムの構造設計を行う仕事です。
この構造設計次第で、品質や開発コストがかなり変わってきますので、やりがいのある仕事なのです。
私はあるプロジェクトで、過去にないレベルの高品質を目指したことがあります。
とはいえ、実際に製造を行うのは別のメンバーなので、メンバー次第ではあるのですが、運良く想定したレベルで高品質な製品が出来上がったのです。
これで私の評価もうなぎのぼり! と思っていたのですが、まさかの事態に直面しました。
お客様から品質に関してクレームが入ったのです。
以下、上司との会話を再現したものです。
「クレームってどういうことですか? 不具合なんてほとんど出てないはずですけど」
私がそう尋ねると、上司は眉間にシワを寄せました。
「そうなんだよね。 不具合が少なすぎるっていうクレームなんだ」
「えっ、不具合が少ないと問題なんですか?」
「お客さんが言うには、『ソースコードの**行につき1件くらいの不具合が出るはずだから、試験に問題があるはず』だって」
ああ、何かの本で読んだんでしょうね。
こういう人が一番めんどくさい。
「試験内容に問題はないはずです。 ちゃんと網羅していますから、そのあたりを説明したらどうでしょうか」
「そうだね、もう一度説明してみるか」
ー 数日後 ー
「ごめん、ダメだった」
「えっ、どういうことです?」
「いやね、試験内容の正当性を説明したんだけどさ、それでも『これくらいの量の不具合が出ていないのはおかしい!』って譲らなくてさ」
「話が通じないっすね」
「でね、『不具合の数が足りないから、不具合を作ってほしい』……って」
ちょっと意味が分からない。
せっかく品質を上げたのに、意図的に下げろっていうの!?
「えっと、今の品質が高いコードの中に、わざわざ不具合を入れろってことですか? で、それを解決する様を記録する……と?」
「そういうことらしいよ」
読者の皆さん、これが日本をダメにしている連中の正体ですよ!
このあと、本当に不具合を生産したそうです。
私は関与していませんけど。
お題に挑戦『カクヨムコン① 試験』 ♪ @keionpu
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