応援コメント

その翼、花の名にあらず」への応援コメント

  • 諏訪野さま

    なんというものを読ませてくださるのですか。めちゃくちゃ感動しました。

    軍用機というのは美しいです。
    ただ彼らがいざとなれば何をするか。のところ、考えると無心に愛でるには少々生々しすぎる……。
    そういう風に感じます。でもやっぱり人の思いがこもってるんですよね……ガツンと急所を抉られました。最高でした、ありがとうございます。

    あと、テストパイロットが超低空飛行で地上要員を驚かせるのは浪漫……いやもう様式美だと思います!

    作者からの返信

    秋島歪理様、お寄りいただき感謝です!
    軍用機の機能美、私も好きです。F-16とSu-27が特に…モノ自体には悪意はなくて、利用する人の心ひとつですよね。兵器でも、実際に人を殺すのは確かに良くないのですが、抑止力としてはかりそめでも平和を保っているわけですし…非武装というのは本当に難しいですね…
    そして科学者や技術者は、とにかく最良の結果を出そうと努力してしまう人々なので。危ういと言えば危ういですが、人類の進歩というのもそうした結果であることも確かで。
    テストパイロットの低空飛行、お好きですか! 戦闘機アニメでもロボットアニメでも、機体が低空を飛んで仰ぎ見たヒロインの長い黒髪がはらぁっと広がって(日記はここで途絶えている)

    編集済
  • 小山田と鈴村。たったふたりのやりとり。
    けれどもその背景に、差し迫る情勢と国のため、生命を懸ける多くの兵士、技術者、戦時を懸命に生き抜こうとする一般の人々の姿が垣間見えます。
    上層部からの命令に苦悩しながら従う小山田。そして仲間たちを想う鈴村の最終決断。
    「回」にこめられた「きちんと帰ってこい」という切なる願い。
    時代が変わってなお、同じ思いをしている人々のいる現状がやりきれないですね。
    胸にぐっとくるものがありました。
    素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました!

    作者からの返信

    西崎 仁様、こんばんは! お読みいただき有難うございます。
    戦争がダメなのは確かにその通りなのですが、それに参加された方々全てが悪だというわけではもちろんなく。信じて戦ったはずの自分の気持ちにふたをして口をつぐまなければならないとすれば、彼らの想いはどうすればいいのだろう、とかつての敗戦国に住んでいる自分は時々ふと思ってしまうのです。
    いつも温かいコメント、感謝申し上げます!

  • 最後の一文が、心に響きました。
    とても良かったです!

    作者からの返信

    蒼井シフト様、こんにちは!
    最後の段落、飛行場とその周囲に果てしなく広がる田んぼのコントラストがあまりにも綺麗だったので、そこからインスピレーションを得た場面です。
    お褒めの言葉、ありがとうございます!

  • はじめまして、こんばんは。
    読了いたしました。歴史の闇に人物の信念と葛藤を鮮やかに浮かび上がる素晴らしい作品ですね。

    『回風』の名に込められた小山田さんの想いと、それが時代に翻弄される皮肉さが胸を打ちます。
    鈴村さんの軽やかな言動からも、飛行士としての覚悟や人間らしさが滲んでいて素敵でした。

    特攻機『菊花』としての転換が迫る中での二人のやり取りは、切なくも重厚でした……。
    戦争という極限状況における人々の決断や想いに深く考えさせられます。
    素敵な物語を読ませていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    mk*様、はじめまして。朝起きてみたら、心温まるレビューを頂いてました……本当にありがとうございます!
    九州住みなものですから、知覧はもちろんですが都城や健軍などの出撃基地が身近でして、太刀洗もその一つでした。今は本当にのどかな田園地帯なのですが、記念館に行ったりすると当時の切迫した事情が伝わってきて、今の幸せにつながっている過去の歴史を忘れてはいけないなあ……と思った次第です。もちろん美化などするべきではないのですが、郷土を守りたいという人々の気持ちを否定するのは違うだろう、との想いはいつもあります。
    拙作を見つけて頂き、重ねて感謝申し上げます!


  • 編集済

    諏訪野さま、こんばんは。
    素晴らしいお話……、ありがとうございました。
    胸がぐっと鷲掴みにされて、電車の中で泣きそうになってしまいました……。
    小山田さんの「『回』はな、きちんと帰ってこいよ、って意味だよ」が大好きです。鈴村さんはご自身を犠牲にされましたが、小山田さんの心の中にちゃんと帰っていらっしゃるんでしょうね……。
    鈴村さんの勇士に、敬礼。です。
    そして、そうせざるを得なかった時代があったということ。このお話をフィクションとしてではなくノンフィクションとして受け止め、私たちは彼らの分まで今を一生懸命生きていかなければならないんだと、そう思いました。
    この度はこのお話を書いてくださり、ありがとうございましたm(__)m
    (……このお話、二日で書かれたんですか? 嘘ですよね⁇)

    作者からの返信

    槙野 光様。お寄りいただき有難うございます。
    一度出撃すると帰ってこれない兵器。せめて「回」には故郷への帰還を、「花」には連環する再生を、と思って書いてみましたが、果たしてうまくいっていますかどうか…このような話が伝えられるべきであるのは、それが過ぎてしまった悲劇ではなく、普遍的なものとして起こり得る明日だからだと思うのですよね。隠ぺいのない、そして検閲のない社会が続くことを願うばかりです。
    私の場合、どんな短編でも最低二日はかかってしまいます。一日寝かせると全然仕上がりが違ってくるので……最後の段落も、帰宅途中に浮かんだりした奴です。あせらない、大事!
    温かいコメント、大変うれしかったです。重ねて感謝申し上げます。

  • コメント、失礼します。m(._.)m

    いや〜、何と言うか臨場感を感じ映画を見ているようでした。当時の戦闘機は軽くするために椅子に穴を空けたり、機銃の攻撃力を上げる為に大きくしたり(弾数は減る)とか色々ありましたね。棺桶を頑丈に…かぁ。

    素晴らしいものを見せて頂きありがとうございました。*ˊᵕˋ)੭

    作者からの返信

    めいき~様、こんばんは!
    へへへ、めいき~様はこれ好きになっていただけそうだなあ……とか考えてました。というか技術系の話を書くのは、めいき~様に読まれたらと思うと緊張します……長編に出来るんだったら、ネジの精度が劣悪で使えないとか、喫緊の状況だから風洞実験は省略せざるを得なかったとか、爆撃機に設計変更するなら戦闘機に比べて荷重倍数が小さくていいから強度を下げることが出来て軽量化できるとか盛り込みたかったです(早口で読者おいてきぼり)。
    オッペンハイマーの映画ではないですが、科学者・技術者こそ時代を映す鑑だなと、書きながら思った次第です。
    嬉しいご感想、ありがとうございました!

    編集済