第8話「分かったよ…でも条件がある」
実は土曜日にオギと会うのは楽しみだった。これを言ったらどんな顔をするのだろうか?
「3人で付き合おう」と言ってすぐは、オギはぜんぜん相手にしてくれなかった。
でも、どうやったら彼女が言うことを聞いてくれるかは分かっている。取り合えず私が宮沢君が好きで付き合いたいこと、でも二人だけだと話にならないし何より二人だけでHするのが恥ずかしいこと、だから全部オギに一緒にいて欲しいと伝えた。
もちろんオギは断って来たけど、とにかくお願いして、宮沢君がいいって言ってくれたらOKと言ってもらった。
月曜日に宮沢君にこのことを伝えたけれど、いつも通り彼はほとんど表情を変えずに眉をしかめるだけだった。私は、オギもいいって言ってくれてることをとにかく押した。宮沢君とオギはお互いを見合っていたけど、お互いに何も言い出せないようだった。
でも、どうやったら彼が言うことを聞いてくれるかは分かっている。とにかくお願いする、それだけ。どんな無理そうなことでも、とにかく私がお願いしたら彼は何でも聞いてくれる。
今回も、やっぱりそうなった。
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