サイクロプス
Mr.First
サイクロプスが現れた!
温かい光に包まれたある町。この町ではいろいろな人々が生活していました。
ゴブリン、獣人、普通の人間、軍人...
彼らはとっても仲良く暮らし、にこにことしていました。
太陽も、月も、お星さまも、みんな仲良く同じそらにいました。
でもある日、その世界は危機にさらされてしまいました。
「うわぁ!たすけてぇ!」
「足にガラスが刺さったよぉ!」
そんな叫び声が聞こえる中、農民であるケン君は、必死に道を走っていました。
走らなきゃ死んじゃう!
たまに疲れて足が遅くなってしまうこともありましたが、そう考えてケン君は走り続けました。
ウィィィンウィィィィィィン...
ケン君は、もうずっと走って、町があるのを見つけました。
でも、その町は自分が前居た町でした。でも何かがおかしいのです。
みんな仲良く、元気に暮らしていて、荒れていたなんて考えは到底浮かびませんでした。
不思議に思いながらもケン君は町のいつものバーに行くと、そこから出てきたのはなんとケン君でした。
「「君、だれ?!」」
その後、走ってきたケン君はもともといたケン君に事情を説明しました。
それを聞いたもともといたケン君は信じられないというような顔をしながらもそのことを信じました...が、その時事件は起こったのです。
大きなサイクロプスの腕が空から太陽を押しのけて現れ、走ってきたケン君を掴むと、空の彼方に放り出してしまいました。
町の人たちはあっけにとられながらも、少しの間を置いた後そんなことなんてなかったように動き始めました。
まるで氷の上を走るように、黒い溝の上をすいすいと進み、みんなうごきます。
◇
「ママ!あったよ!みて、なくした人形さんが見つかったんだ!...あっ!」
ガシャーン!
「あらあら、また壊しちゃったわねえ。でも部品は割れてないからまた作り直しなさい」
「は~い」
そういって少年は人形をレールに乗せて、ブロックを積み始めた。
サイクロプス Mr.First @YFAS
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