第2話 あの時、魂は気づいていた…

魂の片割れが実在するのならば…間違いなく彼がそうなのだと。

そんな私たちが確かに存在するということ、

はじまりから、今まで、そしてこれからも、来世まで続くEternal love storyを捧げてくれているかけがえのない彼に感謝を込めて、ここに私達の奇跡と軌跡を綴ろうと思う…



2002年、私が今世で彼を最初に見たのは次男の幼稚園の運動会だった。

私は、玉入れカゴを背負って、子供のようにはしゃいで楽しそうに逃げ回っている誰かのお父さんに目が止まって離せなくなっていた。

その姿は、私の旦那にはとうてい持ち合わせていない姿だったから、その時は、そんなお父さんが羨ましい、と思えただけかと思っていた。



2003年、となり町に新築の家を建てて引っ越した翌年に、子供が町内ソフトボールチームに入った。

すると、そこは、あの運動会で見たお父さんとその子供達のいるチームだった。


彼は、あの姿から想像していた通りの、いやそれ以上の人だった。だから、そんな彼と出会えた奥さんが本当に羨ましかった…

そんな彼だから、絶対に浮気なんて、遊びなんてしない、出来ないタイプだと思ってた。

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