親愛なる31へ
@anela-ym
第1話 今世で出逢った意味
私達が本当の意味で出逢ってから、もう18年…
出逢った時から、お互いにお互いの魂は永遠のものだろうという感覚…
今ここにこうして綴れるのは、まだまだ続くstoryだけれど、
やっとここまでこれた、というひとつの区切り、みたいなものが
実感できたから。
形あるものにこだわらないで…
初めの頃は、そっとふれないと壊してしまいそうな感覚、
はかなくてちりになってなくなりそうな…
形あるものは壊れるけど、魂と心でしっかりと繋がっていれば、
私達がひとつの魂だったのならば、お互いの魂が成長し合って、
どんな試練も乗り越えていけるはず。
むしろまだ未熟な私達にはたくさんの修業が待っていないといけない。
その先には必ず魂が安らげる場所が待っている…
どんな事があろうとその場所へ、この手をつないで必ず連れて行くから…
と、彼はよく言っていた。
そしてそれは今も決して変わらない、彼の宇宙のように広い心で私は包まれている…
今世で出逢った時に、すでにお互いに別の人がいても、
その時でなければ出逢うことが出来なかったんだと。
それよりも前に出会っていても、お互いにまだ引き合う事はなかったと思う。
魂が未熟だったから。
魂が出逢うべくして出逢う瞬間はあるのだと。
世の中の男性すべてと面識があれば、その中から本当の魂の片割れを探すことは
出来たかもしれない。でもそれは無理な話。
私達以外にどれくらいの魂が一つに戻っているんだろう。
それまで魂レベルで考えることもなかった。
でも、出逢えてからはそれが実在するのだと確信している。
私たちは今世で出逢えたけれども、前世だったり来世だったり、
まだまだ先かもしれない魂もある。
今世はあのタイミングだったけれども、来世もまた絶対に探し出してみせる。
いや、出逢えるはず。
何度も出逢えるなら、一度は私達の魂の分身にも逢ってみたい…
私に出逢う為にこんな姿形で産まれてきたんだよ、
私だから今の僕がある、と彼が言う。
今の私があるものも彼のおかげ。
いつもどの瞬間でもお互いにお互いの事を想って止まない…
魂が触れ合った瞬間からこの想いは無限だったのに、
日に日にこの想いは膨らんで、いまだに膨らみ続けている…
決して満ちることのない宇宙の中で。
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