柔軟な発想は大事
前回「長所を伸ばそうよ」と書きました。私の長所は理論的で分析が得意なこと。故に創作論が得意です。短所は自ら世界観を作り出すこと。異世界ファンタジーなどは、独自の世界観や設定が必要です。
じゃあ、創作論以外の長所は? なかなか答えが出ません。しかし、先ほど「世界観の設定が苦手」と書きました。つまり、世界観を練る必要がないジャンルで勝負すればいいのです。現代ドラマや恋愛は基本的に時代は現代です。ですから、世界観の設定で悩む必要はありません。そうはいっても、これらのジャンルは苦手です。苦手というか相性が悪い。特に現代ドラマは美文が求められます(と、勝手に思っています)。では、どうするか。冒頭でも書きましたが、「長所を活かす」のです。
私の長所とは何か。学生時代のことを思い出しました。世界史が得意だったことを。歴史ジャンルを書くにはハードルが高いです。戦国時代が人気ですが、皆さん時代考証がしっかりしている。転生して、弱小もしくは逆境から成りあがる。そんな中で勝負するにはどうするか。いっそのこと、歴史改変すればいいことに気が付きました。そこで産まれた作品が『大日本帝国、アラスカを購入して無双する』です。
先ほどの作品、本来ならアメリカが買うはずだったアラスカを日本が買ったら? という話です。明治時代、日本は外国からの圧力で立場が弱かったです。ですから、国ごと成りあがるのはどうか、という発想に方向転換しました。アメリカがアラスカを購入した史実を知っていたのは世界史を専攻していたからです。よく「学校で習ったことは、社会人になったら必要ないこと」と言われます。それは誤りだと思います。今回は執筆という形で活きましたが、それ以外にもあると思います。大学では法学部でした。ですから、法律についてはある程度詳しいです。法律は生活していく上で重要です。
皆さんも、題材探しに困ったら、学生時代から現在までの経験を振り返ってはいかがでしょうか。意外と身近なところにネタが転がっているかもしれません。
追記
今回の話に出てきた『大日本帝国、アラスカを購入して無双する』ですが、ありがたいことに11万PVを記録しました。また、「アラスカ購入」でググると、10位前後に出てきます。気になる方は、読んでみてください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093077601861143
カクヨムコンテスト用に改稿したものです。
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