尖って尖って尖りまくる
小説を一年書いていると、ネタも尽きてきます。尽きてくるというよりは、自分でネタを却下してしまうんですね。「これ、面白くないのでは?」と。小説の第一のファンは作者自身です。ですから、ファンが面白くない、と思っては筆が進むわけがありません。
ネタが尽きてくると、どうなるか。過去にヒットした作品のリライトをするのです。より良くするのはいい事です。最初に書いた時より、どれくらいレベルアップしているか分かりますから。しかし、そればかりでは成長できません。
少し前に本作にレビューをいただきました。一部を引用します。
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こうしてみてはいかがでしょうか。
浮かんだアイデアやネタをとりあえずプロットに落とし込んで、すぐ書いてみるのです。その上でダメ、いまいちと思う部分を修正してブラッシュアップするのです。そしてできたほやほやのまますぐに更新。
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なるほど、と一人納得しました。金言です。小説を書くにあたっては、これが正しい方法かと思います。私は長編が苦手なので、一回は書いてみようと頑張りました。書き上げるまでに辛かったのは、長編ならではのプロットの緻密さです。しかし、上記の方法ならば上手くいく気がします。創作論で偉そうに書いておきながら、根本的なことを見落としていました。
繰り返しになりますが、私には長編を書ききる体力がありません。でも、ショートショートが得意なことを活かせばいいのです。つまりは、連作短編という手法です。これは既に実行できていたのです。タクシー運転手を探偵役にする作品で。
人には誰しも長所があります。例えば、ラブコメが得意、複線の回収なら第一人者などなど。無理に短所を伸ばす必要はありません。むしろ、長所を伸ばしまくって尖ることが最善なのかもしれません。小説を書くのは学校の授業とは違います。短所で赤点をとってもいいのですですから、皆さんも胸を張って言いましょう。「短所があって何が悪い!」と。
追記
タクシー運転手が探偵役の作品はこちらです。興味がある方は読んでみてください。日常の謎ものです。雑学が謎解きの鍵なので、ためにもなります。
副業は探偵ですが何か?~タクシー運転手の推理
カクヨムコンテスト参加作品
https://kakuyomu.jp/works/16818093084802075404
連載中
副業は探偵ですが何か?〜タクシー運転手の小さな楽しみ
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