第5話 事件の始まり
小学4年生になる少し前から僕の体にも変化が訪れていた。
胸がどんどん大きくなっていき小学4年生になる頃にはDカップまで成長を遂げスポーツブラではなく大人と同じブラを着けるまでに成長していた。
告白以降お兄さんからの干渉もなくなり、開放された思いで学校のイジメに耐え、ストレスフリーな週末を曾祖母の家で過ごす日々を過ごすようになっていた。
梅雨もあけ夏休みに入り、自宅に居場所がない僕は夏休みの間のほとんどを曾祖母の家で暮らす計画をたて
夏休み1日も家に帰るつもりがなかった私は
世間体第1の母に
「ひいおばぁちゃんの家の畑を手伝いに行きたい」
とご近所さんに聞かれても家族思いの娘を演出できるように頼んだ。
もちろん母は僕の存在が目障りで仕方ないが、娘を大切にする母親を演出するために手伝いをした畑の写真をメールで送るように条件をつけてきた。
もちろん、メールを送っても母親から返信が来ることは無かった。
そして、夏休みを曾祖母の家で過ごしている間にお盆が来た。
忘れもしない8/13
せっかくのお盆だからと祖父が買ってきてくれた手持ちや小さい打ち上げ花火で遊んでいると音を聞きつけ例のお兄さんがやってきた。
ご近所だということもありお兄さんも混ざって花火をすることになった。
花火が全部終わりせっかく夏だから肝試しもする話になり
中高生と小学生のペアで山の中にある農具倉庫をタッチして帰ってくるだけの肝試しをすることになった。
もちろん、脅かし役なんて誰一人いない。
幼い頃から霊感がある僕は気が進まずどんどんペアが決まってしまい、余った僕は最悪なことにお兄さんと組むことになってしまった。
みんなが戻ってきて最後の僕らが懐中電灯をもって山に消えていく。そんな様子を心配する人は誰一人としていなかった。
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