Ⅹ
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さっきの出来事に驚いて
棒立ちになってから数分が経った。
すると寒月神社の奥から
「雨音...」という声が聞こえた。
その声はどこか懐かしげな雰囲気を
醸し出していただが、
なんだか嫌な予感もした。
無視して帰ろうとしたが、
なんとも嫌な予感が消えそうにない。
そして僕はまた、
改めて寒月神社の鳥居をくぐって
声がした方向に向かった。
すると、
またあの時と同じような黒い何かが
落ちてきた。
だが、この前と違うのは
数が増えているということ。
前は1つだったのに今は数十個が
空に浮かんでいる。
僕は考える間も無く、それに触れた。
途端、情景が切り替わる。
そして目に映っていたのは
白く光る場所に向かうあの女の子が居た。
白く光るその場所はいかにも神秘的で
" 天国 " のような雰囲気だったが
なんだか行ってはいけないような場所だと
同時に感じた。
そんなことを察したと同時に僕は
その女の子の腕を引っ張っていた。
すると、白く光る場所は消え、
その女の子は急に慌てだした。
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