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さっきの出来事に驚いて


棒立ちになってから数分が経った。


すると寒月神社の奥から


「雨音...」という声が聞こえた。


その声はどこか懐かしげな雰囲気を


醸し出していただが、


なんだか嫌な予感もした。




無視して帰ろうとしたが、


なんとも嫌な予感が消えそうにない。


そして僕はまた、


改めて寒月神社の鳥居をくぐって


声がした方向に向かった。






すると、


またあの時と同じような黒い何かが


落ちてきた。


だが、この前と違うのは


数が増えているということ。


前は1つだったのに今は数十個が


空に浮かんでいる。


僕は考える間も無く、それに触れた。




途端、情景が切り替わる。


そして目に映っていたのは


白く光る場所に向かうあの女の子が居た。


白く光るその場所はいかにも神秘的で


" 天国 " のような雰囲気だったが


なんだか行ってはいけないような場所だと


同時に感じた。


そんなことを察したと同時に僕は


その女の子の腕を引っ張っていた。


すると、白く光る場所は消え、


その女の子は急に慌てだした。

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