Ⅷ
私はまた、その夜にも夢を見た。
場所は同じ場所で、
相変わらずふわふわとした白い何かが
浮いている。
そしてまた、
線路の奥にはあの男の子が立っていた。
でも前より手前側に来てるような...。
そしてまた、
私は
「雪ってどんな感情?」
と問う。
すると、
「僕は───よりも、時に、───変わった、と思う」
と聞こえた。
だが、
まだ少し遠いため聞こえない部分が多々あった。
また、
あの時と同じようにブツンと視界が途切れ、
気づけば自分の家の布団の中に居た。
私はスマホで『同じ夢を見る なぜ』と
検索した。
すると、
同じ夢を見るのは
強いメッセージを表していると出てきた。
確かにあの男の子が言っていることは
凄く気になる。
けど、なんだか知っちゃったら " 今 " が
恋しくなる気がする。
ただそんな気がした。
明日は休日だし、
明日また皐月神社に行ってみよう。
そう思い、私は二度寝した。
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