そして登校する際、 私は気が変わったのか


何故かいつもと違う道を通って


学校へ向かった。


道中には何も無く、


ただあるとしたら神社だった。


どこかで見覚えがあるような...。




「てか今何時!?」


そう思って自分の腕にしている 時計を見ると、


もう7時50分を過ぎていたところだった。


私はすっかり神社のことを忘れて


学校に走って向かった。


「はいアウト〜!」


と担任の先生が私の前で笑う。


「すいません...」


と私が力無さげに謝ると


「で?遅刻理由は?」


「いつもと違う道から行ったら神社に見惚れて...」


そういう会話をしている最中、


クラスメートは友達と放課後何するかなどの話をしていた。


「あぁ、皐月神社か。あっちは案外遠回りだぞ」


と先生がまたもや笑う。


とてもじゃないが、知らなかった。




「じゃあ今日の1時間目は─────」










帰り道、


私は朝よく見れなかった神社へ


行くことにした。


確か名前は『皐月神社』だったっけか...。

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