二話 村の人々との出会い
僕は、子供たちが遊んでいたせいで見つかってしまった。
(さっきは熊みたいなやつだったけど次は人間か)
村の人は僕を見て、不思議がりながらも興味深々だったと思う。
村の人は何か喋っていた。
「縺ゅ>縺、縺?繧後d縺ァ?隕九◆縺薙→縺ェ縺?ュ皮黄繧?〒」
喋っている言葉が、僕が知らない言葉だった。
次第に、村の人は僕をかこっていた。
「譚鷹聞繧医⊂繧。縺ゅ?莠コ縺励°繧上°繧峨s縺ヲ」
そして村の一人が叫んだ。
「譚鷹聞?橸ス橸ス」
そうすると人込みをかき分けながら、僕のほうに向かってきた。
「久しぶりの普通の動物だな」
その人が言った言葉は理解ができた。そうご主人と一緒の言葉を使っていた。
村の人たちは、「?」という顔でその人をみた。
「ああ、そうか。」
そしてその人は、村の人々にこう言った。
「縺薙>縺、縺ッ謔ェ縺上↑縺。菫コ縺碁擇蛟偵r縺ソ繧」
何を言っているのかはわからないが、悪いことは言っていなさそうだった。
人々は家へ帰っていった。
そしてその人は「こっちへ来い」といっているのかという感じで
顔を家の方向に振った。
(この人の家なんだろうな)
家へ歩いて行った。
家は、村の中心部くらいにあった。
家へ着くなり、その人はしゃべりだした。
「迷い込んだのか?」
僕は、顔を縦に振った。
「そうか。そうか。」
その人はつづけた。
「多分お前さんは、俺と同じ場所から転移してきたんだろうな」
「この世界にきて、初めて犬というものに出会ったよ」
(この世界には、僕の同族はいないってこと?)
そしてその人は立ち上がり話し始めた。
「自己紹介が遅れてしまったよ。俺の名前は、元の世界なら『岬 尚治郎(こう なおじろう)』で
この世界では、『莠コ縺昴@縺ヲ逾』だ。まあ君はこの世界の言葉がわからないだろうから別に覚えなくていいよ。」
話をつづけた。
「一応この村の村長をしてるんだ。この世界にきて多分2年くらいは立ったんじゃないかな?正確な年数はわからない。まあこんなことを犬に言っても理解はできないんだろうけどな」
(理解してるんだけどな。でもだからこの人が話したら村人は家に帰っていったんだろな)
いきなり村長は話した。
「そういえば、喋れない動物用の魔道具(マジックアイテム)があったな」
(都合よすぎだろ)
村長は僕の前にその魔道具(マジックアイテム)を置いた。
「お前さん、魔道具に集中してなにか考えてみなさいな」
僕は、言われた通り考えた。
「同族がこの世界にいるとは考えられなかった」
村長は言う。
「お前さん、頭がいいんだな」
(そりゃそうだろ。4年くらいご主人と、アニメ?とかいうやつみたり漫画?ていうやつ読み聞かせてくれたんだぞ)
村長はつづけて話し始めた。
「お前さん、名前はなんていうんだ?」
僕は言った。
「智安(ちあ)だよ」
村長は言った。
「かわいい名前だな。ご主人もいい人だったんだろうな」
僕は言った。
「ご主人は、とても良い遊び相手かつ同族なんだ!」
村長は言った。
「そうか。そうか。ご主人のことが好きなんだな。
こんな話をしている間にもう夜だ。お前さんは、何日か食べられてないだろう?」
僕は言った。
「そりゃあそうだよ。熊に角が生えた動物に出会ったんだから」
村長は驚きながら言った。
「お前さんは、熊雷者(ベアーライトサーペント)にあったのか」
(その名前かっこいいな...)
村長は言った。
「そのモンスターはA級。いやA++級だぞ」
僕は質問をした。
「どのくらいの強さかわからないから教えてくれない?」
村長は快く教えてくれた。
僕が、村長から聞いた話をまとめることにする。
モンスターの強さは、E級からS+級まであるそうだ。
序列としてはこんな感じだ。
「E<D<C<C+<B<B+<A<A+<A++<S<S¹<S²<S+」
次の日の朝になった。
村長は言った。
「今日は、親交を深めるのと村を理解してもらうために村を散歩でもしようか」
異世界転移してしまった【犬】に生きる道はないのか? 鍛弧(かこ) @kako_shousetu
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