第244話

「…取り敢えず俺帰るから、沙来ちゃん見送ってくれるか?」





『あっ、はい!』





「あの、私は……」





「真在子はまだ寝てろ。夏の早朝とはいえ、冷えるからな。」





「でも………」





「そんなに俺の側に居たいのか?」





「そ、そうじゃない!!」





「なら寝てろ。それじゃ行こうか、沙来ちゃん。」





『はい!すぐ戻るから、待っててね。』





「う…うん……」

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