第242話

「うん……此処に来る前の、課題を調べに行く日の朝に戻った夢を見たの。」




『それで私も出て来たの?!』




「もちろん、だから目が覚めたら気になって…沙来の記憶も変わってるのかと思って起こしちゃったの。」




『そうなんだぁ…あっ、昨日のこと覚えてる?綾子さんって人と会って……』




「うん……慧悟さんと結婚するって聞いた。それで今、一緒に慧悟さんの家に住んでることも。」




「慧悟はお前に何も言ってないのか?」




「うん…初めて綾子さんに言われて知った。だから私のところに来ないんだって気づいたの。仕事が忙しいって言ってたけど、本当の理由は綾子さんと暮らしてるからなんだよね。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る