第135話
『高階さんにお手紙書いてるの?』
「うん、明日検診だからね!」
『そっかぁ、それにしても楽しそうだね!』
「そうかな?」
『うん、そうだよ。顔に出てる!』
「…そんな事ないと思うけど……なんか恥ずかしい。」
『アハハ、かわいい真在子。』
「それは、沙来の方だよ!」
窓際に座っている沙来は風に当たりながら、こちらを向いて笑っている。
私は机で慧悟さんに渡す手紙に筆を走らせる。
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