第107話

(何て格好してんだ……)





ワイシャツ一枚で眠る彼女を横に、自分の厄介な本能が再び芽生え始める。





それでもまだ、僅かな理性がそれを引き留めている。







(離れろ……これ以上居たら……)






心の中で自分に言い聞かす。







だが……やはりその唇を……




舌先を……









確かめずには要られない。

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